ゴマフアザラシの生態
和名:ゴマフアザラシ学名:Phoca largha
英語:Larga seal 仏語:Veau marin du Pacifigue 西語:Foca largha
ゴマフアザラシの分類:食肉目鰭脚亜目アザラシ科
ゴマフアザラシのサイズ
新生児:体長 約77〜92cm 体重7〜12kg成 体:♂体長1.7m ♀体長1.6m 体重82〜123kg
ゴマフアザラシの地理的分布
オホーツク海、黄海、日本海、ベーリング海に広くい棲息しています。
冬から初夏にかけてはパックアイスの南限に、晩夏から秋にかけては河口を含む沿岸に棲息します。
また、必ず氷上で繁殖し、大抵は氷上に上がりますが、砂浜や砂州などに上がる場合もあるそうです。
ゴマフアザラシの特徴
ゴマフアザラシは、最近までゼニガタアザラシの1亜種として考えられて来ましたが、研究の結果形態学的、生物学的、行動学的に再分類されるに十分な違いが明らかになりました。
ゴマフアザラシはゼニガタアザラシよりも小さく、体格や体型はほとんど同じです。
体色は一般に背側が白っぽい銀灰色、腹側は黒っぽい外套に被われています。
腹側の外套には大きさの揃った黒い楕円形の斑点が目立ち、
斑点または大きな不定形の斑紋があり、まわりに白っぽい輪がある場合もあります。
新生児は長く羊毛のような白い毛で被われ、生後2〜4週間で換毛します。
ゴマフアザラシの行動
ゴマフアザラシは、年間を通して一夫一妻性で縄張りを持ちます。繁殖は1〜4月中旬までパックアイス上で行われ、出産ピークは3月中旬から下旬です。
成体では少なくとも300mは潜ることができ、様々な種類の生物を食べますが、
餌の構成は年とともに変化します。
離乳した子供は小さな甲羅類を食べ、次に群集性の魚類、大きな甲羅類、タコを食べ、
最終的には海底の魚や頭足類を食べるようになります。