耳のあるアザラシ・歩くアザラシ
鰭脚類はいずれも【食肉目】で、アシカ科、アザラシ科、セイウチ科の3科に分類されます。アシカ科はアシカとオットセイの14種で、英語では【耳のあるアザラシ=eared srals】や
【歩くアザラシ=walking seals】とも言われています。
アシカとアザラシの違い
アシカ科は【耳のあるアザラシ】と呼ばれるように耳には耳介がありますが、
アザラシ科の耳には耳介がありません。ただぽつんと耳の孔があります。
アザラシ科の前ヒレには5本の鉤爪がありますが、アシカ科とセイウチに鉤爪はありません。
アシカ科は後ヒレを体の下へたくし込むことができ、
【歩くアザラシ】と呼ばれているように後ヒレを使って歩くことが出来ます。
アザラシ科は後ヒレを体の下へたくし込む事ができません。
後ヒレで歩くことも出来ませんので、陸では前ヒレを使って這うか、転がって移動します。
アシカとオットセイの違い
アシカの後ヒレの【趾】は不揃いです。
耳はオットセイに比べると小さく、短い耳介をしています。
オットセイの後ヒレは【趾】がほぼ揃っています。
アシカと比べ、オットセイはヒレが長く、耳介が目立ちます。