カマイルカの生態
和名:カマイルカ学名:Lagenorhynchus obliquidens
英語:Pacific white-sided dolphin 仏語:Dauphin à flance blancs du
西語:Delfin de costados blancos del Pacifico
カマイルカの分類:クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科
カマイルカのサイズ
新生児:体長 推定1m成 体:体長 2.5m 最大体重 180kg
※雄が雌よりもわずかに大きい
カマイルカのウォッチング最適地と適期
ウォッチング最適地:ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島適期:5〜9月
カマイルカは日本の海でも観察できます。
運が良ければ、千葉県でも数百頭の大群に出会えますよ。
詳細は イルカウォッチング【国内】 をご覧下さい。
カマイルカの地理的分布
カマイルカは北太平洋の温帯域やその周辺に棲息し、水深の深い大洋に広く分布しますが、海域によっては陸棚や岸近くまで侵入します。
カマイルカの特徴
カマイルカの体型はずんぐりとしており、吻は短く厚みがあります。カマイルカの胸ビレは先がやや丸みを帯びています。
カマイルカの特徴である背ビレは2色にわかれ、かなり強く後方へ反り、目立ちます。
カマイルカの黒っぽい灰色の背と体側は黒い境界線で白い腹部とはっきりと区切られています。
灰色の【サスペンダーストライプ】と呼ばれる模様は目の上から始まり、尾柄の脇で幅の広い帯状になります。
カマイルカの歯は、各歯列に23〜36本の先の尖った細く鋭い歯があります。
カマイルカの行動
カマイルカは特に群集性が強く、
時に数百頭から数千頭の大群が見られます。
カマイルカはセミイルカやハナゴンドウなどの他種と混成群を作ることも多くあります。
カマイルカはとてもアクロバティックで、遊び好きです。
カマイルカはバウライディング、跳躍、とんぼ返りなどをよく行います。
カマイルカの出産は夏から秋にかけて長期に渡る繁殖期に行われます。
カマイルカは主に群集性の小魚やイカを食べますが、
時には共同して深部拡散層の生物を食べることが確認されています。