ハワイモンクアザラシ

ハワイモンクアザラシの生態

和名:ハワイモンクアザラシ
学名:Monachus schauinslandi
英語:Hawaiian monk seal 仏語:Phoque moine de Hawaii 西語:Foca monje del Hawaii

ハワイモンクアザラシの分類:食肉目鰭脚亜目アザラシ科

ハワイモンクアザラシのサイズ

パップ:体長 約1m 体重16〜18kg
成 体:♂体長 約2.1m 平均体重200kg
    ♀体長2.4m 体重272kg

ハワイモンクアザラシの地理的分布

地理的分布
地理的分布
ハワイモンクアザラシはハワイ・リーフォード諸島の北西部に分布し、場合によりハワイ諸島主部周囲とジョンストン島で見られます。

ハワイモンクアザラシの海上での生息域と行動は知られていません。
陸上ではサンゴ礁の浜や岩場で繁殖し、身を隠すことのできる植生があれば、時々砂浜を離れるそうです。

ハワイモンクアザラシの特徴

ハワイモンクアザラシ
ハワイモンクアザラシ

ハワイモンクアザラシは、多くは雄よりも雌の方がわずかに大きく、重くなります。
ハワイモンクアザラシはがっしりとしており、長く紡錘形の体です。
ハワイモンクアザラシのヒレは短く、頭部は小さく幅広く、両目はかなり離れています。

ハワイモンクアザラシの洞毛はとても滑らかで、大抵のアザラシのような数珠状ではありません。
毛は短いものからある程度長いものまで多様で、基底部は黒く、先端は明るい黄白色であることが多く、全体が白っぽい洞毛が散在しています。

ハワイモンクアザラシの多くの雌と亜成体の体色は、換毛が終わると背側は銀色から青みがかった灰色で、腹部に向かってクリーム色から白っぽい銀灰色に移行するパターンになります。

年を経ると体色は大抵は背側が茶色っぽく、腹側が黄色っぽくなり、雄と一部の雌は、年を経るにつれ完全に茶色から黒色になります。

パップは黒色のウールのような毛皮で、生後6週目までに換毛します。

ハワイモンクアザラシの行動

ハワイモンクアザラシ
ハワイモンクアザラシ
ハワイモンクアザラシは回遊しないと考えられています。
ハワイモンクアザラシは陸上でも水中でも単独で、陸上で集まっているときでも大抵は密集することはありません。

ハワイモンクアザラシは12月の終わりから8月中旬までに繁殖を行い、3〜6月頃に出産します。

ハワイモンクアザラシはサンゴ礁の魚類、ウナギ、頭足類、ロブスターを食べます。