
オルカ(シャチ)の生態
和名:シャチ学名:Orcinus orca
英語:Killer whale 仏語:Orque 西語:Orca
オルカ(シャチ)の分類:クジラ目ハクジラ亜目マイルカ科
※和名では【シャチ】ですが、海棲哺乳類の研究者や愛好家には【オルカ】の名で親しまれています。
オルカの学名と英名に関する備考

学名【Orcinus orca】の【Orcinus】はラテン語で【冥界に属する/死の領域の】を意味し、「Orca」はクジラの一種を表します。
英名【Killer whale】は【殺し屋クジラ】を意味しますが、後の学問的分類ではイルカの仲間とされています。
オルカ(シャチ)のサイズ
新生児:体長2.1〜2.4m 体重 約180kg成 体:♂体長9.8m 体重10,000kg
♀体長8.5m 体重7,500kg
オルカ(シャチ)のウォッチング最適地と適期
オルカのウォッチング最適地は、ノルウェーのティスフィヨルドです。適期は10〜12月上旬。
オルカ(シャチ)の地理的分布

オルカは鯨類の中でもっとも分布域の広い種です。オルカはすべての海域に棲息し、川を遡ることもあります。
南北両半球の海氷縁から赤道にかけての海域で発見されますが、寒帯または亜極圏海域の沿岸部で多く見られます。
オルカ(シャチ)の特徴

特徴的な高くそびえ立つ背ビレは、雄で1.8m、雌で0.9mにはなります。
成体の雄の背ビレは三角形で、程度は様々ですが前方に傾斜していることがあります。
オルカの吻は短く、先端は丸く目立ちません。
大きな卵形の胸ビレは、成体の雄の場合、長さ2mにも達します。
体色は、下顎、尾ビレの下面、下顎の先端から尿生殖溝に至る腹側面は白く、白い斑紋が背ビレの後方部の体側部分へ伸び上がり、目の上後方にも白く丸い斑紋があります。
背ビレの後ろの鞍型斑(saddle patch)と呼ばれる白っぽい灰色の部分以外は黒で、個体群によっては細い黒色のケイプを含む背中の黒い部分の下方に、濃い灰色の部分があります。
歯は湾曲で大きく、各歯列に10〜12本です。
オルカ(シャチ)の行動

東部北太平洋のワシントン州からアラスカに棲息するシャチの調査により、二つのタイプの存在が明らかにされています。
1つはレジデント(定住性)、もう1つはトランジェント(移動性)で、両タイプは生態学的な相違に基づく分類によると、体色や外形も異なります。
ワシントン州・ブリティッシュコロンビアのレジデントは主に魚を食べており、
トランジェントは主に海棲哺乳動物を食べています。
ワシントン州・ブリティッシュコロンビアのレジデントの各個体は一生同じ群に留まり、
人間を除くすべての哺乳類の中で最も安定した社会を形成します。
多くの場合、群は1〜55頭で、トランジェントよりもレジデントの群が若干大きいそうです。
出産は、太平洋の北西部では夏以外の10〜3月、大西洋の北東部では晩秋〜真冬です。
オルカは温血動物(すべての分類群の海棲哺乳類)を食べることで有名ですが、
カワイルカやマナティは食べません。
それ以外の、小さなラッコから巨大なシロナガスクジラまでも食べ、
様々な魚、頭足類も食べます。また、海亀や海鳥を食べる事もあります。
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ケイコという名のオルカ 水族館から故郷の海へ 映画【フリー・ウィリー 】の出演を機会に、水族館から海へ帰されたオルカの実話。ぜひオルカファンに読んで頂きたい本です。 目次:芸をしないオルカ/別れ/カナダのマリンランド/水族館の人気者/世界のスターに/新しい家探し/オレゴン・コースト水族館/子供たちの願い/旅だちに向けて/自由への第一歩〔ほか〕 |